『なぜ?』に『う〜〜ん』

 くじらウオッチングで知り合った日本人スタッフ、いとうゆみさん。彼女のカナダ人のお友達とシュノーケリングに行きました。
 くじらを見た船から降りて、ラハイナでアイスクリームが食べたくなった私。『こっちで知り合ったマウイ通がおいしいって言ってた店が近いから、アイスクリーム食べない?』と何気なく言いました。
 すると、その友達は、不思議そうにこういいんです。
 『いいよ。でも、前からず〜〜っと疑問に思っていたこと聞いてもいい?』
 『なあに?』
 『日本人って、どうして、「recommendation(オススメ)」が好きなの?日本人はみんなそう言う。だれだれがおいしいって言ってた、だれだれがいいって言ってた、って。私たちは、そういうことは、地元の人に聞くし、ガイドブック見たってつまらないって思うけど?』

 ウッときましたねえ。この質問。私のホームページだって、「recommendation(オススメ)」情報が一杯だし、ほんと、今回の旅も、おぐっちゃんという人のホームページをかなり参考にしている。ガイドブックに載っているお店にも行ったし、こうしてアイスクリームも食べている・・・。ひとり旅というだけで、誰かが作ったオプショナルツアーにのっかっている部分も大きい。
 ちょっと待ってね・・・。と少々考え、私が挙げた理由はこれだけ。
1. 日本人は外国語ができない人が多く、また孤立した島国であるから、昔から、外国のことは文献を参考にするくせがついている。
2. 現地で地元の人に聞こうにも、言葉が喋れない人が多い。
 そして、もっとも大きな原因として挙げたのがこれ。
3. 海外旅行に行くと、いくつかの国の人は、知りもしない道を平気で教える。知らないなら知らないと言えばいいのに、『知らない』と言ってはいけない、といった教育をうけるんだろうかねえ。その点日本人は、大して思ってもいないことを主張することを強いられたこと(教育されたこと)がないので、本当に思ったことしか言わない。従って、本当においしい店しか推薦しないだろうと思う。
 これはなかなか、説得力があったようだ。
 そして、日本に帰ってきて、マウイ情報を書いていて、またひとつ思い当たることがあった。『なんで、日本人は、みんな、カメラを持っているんだろう?なんで外国の人は、キレイな景色をみても、日本人ほど写真に収めようと思わないんだろう?』こう考えていて、この「recommendation問題」にもつながる答えに行き着いたのだ。
4. 日本からは、どこの国も遠いし、行くのは一大イベント。だから、風景もレストランも、写真に撮って記憶を保存したい。そして、自分だけじゃなくて、行かなかった隣の家の人にも、きれいだったあの風景を見せてあげたいと思う。つまり、1億総『小野妹子』ってわけだ。

 どう?日本人の「recommendation好き」、あなただったら、どうしてだと答える?