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1000円のボールが3億円に!

 去年、大リーグのホームラン記録を塗り替えたマークマグワイア選手の70本目のホームランボールが13日、オークションにかけられました。







「外見上」は、真ん中にサインがしてあるだけでほかのボールと見分けがつかず、年の変哲もないボールでした。
 落札価格はなんと史上最高の270億ドル、およそ3億円。マグワイア選手を巡る新たな記録が誕生しました。 
 オークションはスポーツの殿堂、マディソンディソンスクエアガーデンで行われました。
 午後7時。40万ドルで始まった注目のボールは、瞬く間に跳ね上がり、わずか5分ほどで270万ドル、およそ3億円になりました。
 記念ボールのこれまでの記録は、ベーブ・ルース選手の第一号ホームランがつけた、およそ1400万円余りが最高でしたが、マグワイア選手のボールはその21倍にもなりました。落札した人は、電話でオークションに参加した人で、残念ながらどこのどんな人かは分かりません。



 去年9月、その70号ボールを球場でキャッチしたフィリップ・オゼルスキーさん(26)もセントルイスから駆けつけました。大学職員のオゼルスキーさんの年収は3万ドル。このホームランボールのおかげで年収の90倍の大金を一晩で手にしました。
 まさにアメリカンドリームです。



この日、マグワイア選手とホームラン王を争った

ソーサ選手の66号のホームランボールもオークションにかけられました。これもそれまでのホームラン記録を塗り替える素晴らしい記録でしたが、落札価格は15万ドル。マグワイア選手のホールのわずか18分の一の値段です。
 両選手ともこの記録を達成するためには並大抵の努力ではなかったはずです。

「一番と二番・・」。その違いが、ボールの落札価格という面では、明暗を分けました。富士山の名前はみんな知っていても、日本で二番目に高い山を知らない人が多いように、将来、ソーサ選手のこの記録は忘れられていくのかと思うと、ちょっと残念な気がします。
 大リーグのホームラン記録を37年ぶりに塗り替えたマグワイア選手。その記録となった、元はわずか1000円程のボールは、3億円の価値を持って売値の新記録を塗り替えました。