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チャイナタウン

今月16日は旧正月の元日。中国の風習が今も色濃く残っているニューヨークのチャイナタウン(中華街)でも半月に渡るお祭り騒ぎが始まりました。
 街角には華やかな竜が登場し、爆竹が華やかさを添えました。(しかし、「爆竹」といっても伝統的な中国花火ではなく、火とは無縁で電気的に爆発する「紙吹雪爆弾」でした。
 これはニューヨークのジュリアーニ市長がその危険性を理由に違法な中国製の花火を取り締まってきたためです。市当局や中国市民との間で、折衷案として今年から登場したのは「ハイテク爆竹」。5000年の伝統も、ニューヨークの厳しい規制の前に、妥協せざるをえない形となりました。)




 喧騒、密集、混沌…。独特の雰囲気を持つチャイナタウンが最も賑わう季節です。家族を大切にする中国人は旧正月から2週間ほどの間に実家を訪れ、互いの無事と健康を喜び合います。



 チャイニーズアメリカンにとっての故郷はチャイナタウン。ここの人口も一気に増えるわけです。クイーンズやブルックリンなど、ニューヨークにはチャイナタウンが4つありますが、一般的にチャイナタウンといえば、マンハッタンの南部にあるものを指します。
 19世紀の終わりころ、約1万人の中国人がマンハッタンで生活し、多くは洗濯屋さんなどの職業に就いていました。その後、中国系の移民を規制する法律が議会を通過し、20世紀なってからの中国人の人口は横ばいでした。
 1964年になって、アジア系移民に対する入国規制が完全に撤廃されるとビジネスチャンスが拡大したニューヨークに、アメリカンドリームを求めて大量の中国人が渡り、急速に大規模な中国人街を形成しました。今ではニューヨークには約40万人以上の中国人がいると言われています。



 アメリカのちょっとした都市にはまずチャイナタウンがあります。ニューヨークのチャイナタウンは1980年にサンフランシスコを抜いて全米一の規模と認められました。チャイナタウンはキャナルストリートを中心にしてどんどん拡大していて(今では35ブロックほど)、大都会の中にまた都市があるといった感じです。



 ここにいれば、地下鉄や道路標識、銀行のキャッシュコーナーなど、あらゆるものが英語と中国語で併記されおり、仮に英語ができなくても中国語だけで日常の生活ができてしまいます。また一部の地域では中国の通貨「元」も使えます。人口は約2万2000人。住民は広東人が多いと言うことです。



 一帯にひしめく店の3分の1がレストランで、通りの両側には野菜、魚、果物などを山のように積み上げた店や、あでやかな色の中国のネオンを掲げたレストランが軒を連ねています。私は日本からお客さんが来ると必ずと言っていいほどこのチャイナタウンに連れてきます。個人的にも週に一度は行っています。



 お目当てはなんといってもレストラン。人気の飲茶の店では、昼時には大行列。順番待ちが大変ですが、試してみる価値は大いにあります。チャイニーズ、フレンチ、コリアン、日本食、イタリアン、スペイン、インド、タイ、ユダヤ系のデリ…などなど、この街では何でも食べることができます。ニューヨークの街のパワーが、こうやって満たされた胃袋がエネルギー源になっているのだとすれば、チャイニーズレストランの果たす役割は大きいと言えそうです。御託はこれくらいにして、チャイナタウンのお勧めのレストランを紹介することにします。味は保証します。ニューヨークに来る機会があれば是非おためし下さい。



・HARMONY PALACE(飲茶)
98 Mott Street/212-226-6603

・Joe's Shanghai(小籠包が絶品)
 9 Pell Street(BoweryとMottの間)/212-233-8888

・NY NOODLE TOWN(朝がゆ)
  Bowery StreetとBayard Streetの角/212-349-0923

・CANTON(なんでもおいしい)
 Market St.とBowery St.の角/212-226-4441

・Hop Shing(チャーシュー包が絶品、飲茶もいける)
 Chanthan Square/212-267-0220

・東苑海鮮菜館(乾燥魚をつかったチャーハン、Hot&Sour Soup)
 66 Mott Street/212-226-4675

・福臨門(シーフード全般)
 14 Ellzabeth Street./212-619-0085

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